雑談ができない|大人ASDの会話の悩み

タイトル画像 ASDの特徴

私は昔から雑談が苦手です。

「今日暑いですね」
「最近どうですか?」

こういう会話が、正直かなり苦手です。

何を返せばいいのかわからない。
話題が続かない。

沈黙になると
「何か話さなきゃ」と焦るのに、言葉が出てこないこともあります。

……まぁ、そもそも
「雑談ってそんなに必要?」
と開き直ることもありますが(笑)

大人になってから自閉スペクトラム症(ASD)と診断されて、
「雑談が苦手なのも特性の一つなのかもしれない」
と思うようになりました。

この記事では、
雑談が苦手な理由や、私が感じている会話の難しさ、
診断されてから気をつけていることについて書いてみようと思います。

雑談が苦手だと気づいた瞬間

雑談に関しては、仕事の場面で強く感じることがあります。

私はデザイナーという仕事をしているので、
カメラマンやモデル、営業の方など、いろいろな人と話す機会があります。

同じ部署の人たちとは、普通に打ち解けて話すことができます。
用事があって電話してきた営業の方と話すこともできます。

でも、
エレベーターで一緒になったとき
・打ち合わせが始まるまでのちょっとした時間

こういうたわいのない会話がすごく苦手なんです。

社会に出るまでは、いわゆる「聞き専」でした。
自分から話さなくても、そこまで困ることはありませんでした。

でも社会に出ると、
話を振られる場面が増えます。

そのときに初めて
「自分は雑談が苦手なんだ」
と意識するようになりました。

雑談が苦手な理由

自分なりに、なぜ雑談が苦手なのか考えてみました。

話題が思いつかない

そこまで親しくない人と話すような話題が思い浮かびません。

家族やプライベートの話をしすぎると、
相手を困らせてしまう気がするし、

かといって天気や最近の話題を出しても
そこまで盛り上がる気がしなくて…。

結局、何を話せばいいのかわからなくなります。

みんな何話してるんですか・・・

気を使うのが面倒

話題がないのに、
無理に話そうとすること自体が少し億劫です。

雑談って、意外と気を使うものなんだなと感じます。

そもそも誰かと仲良くなろうという気があまりない

雑談って、仲良くなるきっかけとしてすることが多いと思います。

でも私はどちらかというと
「仕事なんだから、仕事のことだけ話せばよくない?」
と思ってしまうタイプです。

だから雑談の必要性をあまり感じないこともあります。

恋人との会話で感じたこと

恋人とは、

話したいことを話して、
特に話すことがなければ沈黙でも大丈夫

そう思っていました。

だから相手が話し始めると、私は「聞く側」になります。
相手が話したいことを話してほしいと思っているからです。

聞くこと自体も嫌いではありません。

でも、それだと相手からすると
「興味がない」と感じることがあるみたいでした。

話したことについて質問されない
=興味がない

と受け取られてしまうんですね。

そこで初めて、
雑談って
自分から話すだけじゃなくて
・話を膨らませる
・質問する
ことも含まれるんだと気づきました。

それから、
・話を膨らませること
・質問すること
を意識してみたのですが……

これが本当に難しくて。

思いつかないんです。質問が。

努力しているんです。これでも。

でも、どうしても出てこないことがあります。

雑談ができないことは悪いこと?

そもそも、
雑談ができないことってダメなのでしょうか。

世の中には話すのが苦手な人だっているし、
そういう人でも普通に仕事をして、結婚している人はたくさんいます。

「今のパートナーじゃなくても、
今の私を好きになってくれる人はいるんじゃないか」
そんなことを考えることもあります。

でも、
雑談ができて損をすることはない
とも思っています。

こんなに向き合ってくれるパートナーも、
なかなかいないと思うので。

だからこそ、少しずつ挑戦してみようと思っています。

今試していること

雑談について書かれた本をいくつか読んで、
できそうなことから試しています。

「〜といえば」で話題を広げる

会話の中で出てきた言葉から、
「〜といえば」と連想して話題を広げる方法です。

ただ、これが私にはかなり難しいです。

実は病院で検査を受けたときにも、
言葉の類似点を挙げるテストがありました。

例えば
「敵対」と「友情」の共通点は?
みたいな問題です。

私はこれが本当に苦手で、
ほとんど答えられませんでした。

なので、これも練習が必要そうです。

リアクションを意識する

「聞くに徹する」といっても、
ただ黙って聞くだけではなく、

リアクションを意識するようにしています。

同じ「聞く」でも、
関心があるように見える人はリアクションが大きい
と本に書いてあったからです。

ASDの特性なのか、
私は感情を表に出すのがあまり得意ではありません。

なので、少しオーバーなくらいのリアクションを
意識するようにしています。
(リアクションを意識しすぎて機械みたいになるときもありますが…)

否定から入らない

ASDは「事実」を重視して話すことが多いそうです。

例えば
「でも」
「だって」
という言葉。

自分としては
事実を訂正しているだけのつもりでも、

相手からすると
「否定された」
と感じてしまうことがあるそうです。

これを知ってからは、
なるべく否定から入らないように意識しています。

まとめ

雑談が苦手なことは、
すぐに変えられるものではないと思います。

でも、
「雑談ができるようになりたい」
というよりは、

自分なりの会話の形を見つけていけたらいいな

と思っています。少しずつですが、
自分に合う方法を探していくつもりです。

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